現代社会においてニーズが増している心理カウンセラー
心理カウンセラーは、様々な精神的な悩みを抱える人たちのサポートをするプロフェッショナルで、話し合いや心理テストなどを通じて、それぞれの人が持つ心の状態を明らかにして、解決策を探るという仕事をします。
うつ病などに悩む人が非常に多くなっていますし、児童の中にも精神的な疾患を抱えるケースが多くなっていますので、このストレスが多い現代社会では非常に必要性が高い仕事となっています。
また、精神的な疾患はうつ病などの症状に現れるだけでなく、犯罪を犯すなどの問題になって現れることもあります。
そのため、心理カウンセラーは、病院などの医療機関だけでなく、刑務所などの矯正局でその能力を発揮する機会を得ることもあります。
様々な形でその能力を発揮することができますので、活躍の場がとても広いと言えるでしょう。
特に資格がなくても心理カウンセラーとして働ける
心理カウンセラーという職業を始めるにあたっては、特に明確な資格がないといけないということはありません。
しかし、精神関係の治療を行う病院や専門機関では、臨床心理士という資格を持っていることを応募条件としているケースが多く見られます。
この資格は国家資格ではなく民間資格ですが、受験資格が高めに設定されていて、専門性が高い資格となっています。
臨床心理士試験を受けるにあたっては、指定された大学院修士課程もしくは専門職大学院を修了することが求められます。
高い学歴が必要となる試験ですので、誰もが資格を取れるというわけではありません。
もし、こうした受験資格を満たしているのであれば、資格取得にチャレンジして、活躍の幅を広げることができます。
たくさんの就職の場がある心理カウンセラー
心理カウンセラー、特に臨床心理士の資格を持っている人は、たくさんの働き口がありますので、自分の好みの仕事場を選びやすいというメリットがあります。
精神科を持つ病院はもちろんのこと、児童相談所、心身障害者施設などがあります。
また、裁判所などの公的機関といった特殊な働き方ができるケースもあり、様々な選択肢があります。
民間企業で働きたいという要望を持っているのであれば、大きな企業を中心にメンタルヘルスケアに力を入れる動きが強まっていますので、いろいろな可能性があります。
企業内の健康相談室に勤務したり、企業と契約を結んで心理カウンセリングを行うフリーランスとして働くこともできます。
特に定まった働き方があるわけではないので、自分のアイディア次第でいろいろな働き方ができるというのも一つの魅力です。
これからさらに心理カウンセラーのニーズは増えていきますので、将来性の高い仕事だと言えるでしょう。