福祉職の面接

履歴書

注意しておきたいポイント

それでは、いざ面接に臨むに当たって、注意しておきたいポイントについて紹介します。
就職先によって面接の形式には違いがあり、一対一で行われるものや、三対一で行われるもの、あるいは三対三で行われる集団面接など様々です。
ただ、いずれの形式にしても、ともかく自分についての良い印象を与えることが重要になるでしょう。

その人の印象を形作る要素として「第一印象」が大きな比率を占めています。
そのため、面接においてはまず第一印象をよくすることが重要になるでしょう。
服装や髪型などを整えるのはこの第一印象を良くすることが目的です。

また、履歴書を丁寧に書く、というのもこの分野において重要なポイントとなるでしょう。
最近では履歴書をパソコンで作成することも多くなってきており、分野によってはそちらの方が好まれる傾向があります。
ただし、その場合でも名前だけは手書きで丁寧に書くようにしましょう。
多くの職場で面接を受ける予定なら、こちらの方が取り回しがよいのでお勧めです。

字の綺麗さや丁寧さで仕事の善し悪しを決めるのはバカバカしいという意見もあります。
これはもちろんその通りですが、もし同じ実力を持っている人が二人いて、片方が丁寧な字を書いていて、もう片方が雑な字を書いていたら、どちらを採りたいか、ということを考えましょう。
大きな差がある時には関係がありませんが、差が小さい時に働くことになるわけです。

次に、福祉業界の面接に関して重要なのは「福祉に対する考え方をまとめておく」ことです。
そもそも福祉とは何のためのものであるのか、そして何故自分がその仕事に携わりたいのか、こういったことについて考えるようにしましょう。
履歴書にも志望動機の記載をする部分がありますが、実際に言葉で聞きたい、ということで面接で聞いてくる場合もあります。
しっかり自分の考えを説明できるように練習しておきましょう。

履歴書のポイント

それでは、面接の際に自分の情報を伝えるために必要な「履歴書」のポイントについても見てみましょう。
まずは「確実な情報を記載する」ということが重要です。
卒業した学校の名前などは省略せず、正式な名称で記載するようにしましょう。
資格名なども間違いがないように記載することが重要です。

写真は新しいものを利用するようにします。
当日履歴書を渡して見てもらうという場合にはそれほど重要性は高くありませんが、事前に郵送して見てもらう場合には写真が第一印象となります。
ここが暗い印象になっているとよくありません。

志望動機については、シンプルかつわかりやすく記載するようにします。
何故この仕事がしたいのか、そして何故その仕事をこの施設でしたいのか、ということを簡潔に記載しましょう。